仕事が向いてないと判断する基準とは?20代が辞めたいと思ったときにやること
こんにちは!株式会社マーキュリーの広報担当です。
「仕事が向いていない」と感じやすい20代。入社して数年経っても仕事がうまくいかないと、「この仕事が合っていないのでは」と考えてしまうことがあります。
仕事でミスが続いたり、思うように成果が出なかったりすると、自分の能力や適性に原因があると思ってしまうかもしれません。
しかし、仕事がうまくいかない理由は、仕事内容との相性だけとは限りません。経験が十分でないことや、職場の人間関係、業務量、求められる役割などが関係している場合もあります。
この記事では、仕事が向いていないか判断する4つの基準や、入社後の時期によって感じやすい悩み、辞める前に試したいことを解説します。それでも仕事が合わない場合に、転職を考えるときのポイントも紹介します。
目次
仕事が向いていないと感じるのはどんなとき?

「仕事が向いていない」と感じるきっかけは、人によってさまざまです。がんばっているのに成果が出なかったり、同じミスを繰り返したりすると、「自分にはこの仕事が向いていないのでは」と不安になることもあるでしょう。
ただし、仕事がうまくいかない理由が、仕事内容そのものにあるとは限りません。人間関係や業務量、会社の考え方など、職場環境が合っていないことでつらさを感じている場合もあります。
まずは「仕事内容」と「職場環境」のどちらに悩みの原因があるのかを分けて考えてみましょう。
| 見るポイント | 仕事内容・職種の問題 | 職場環境・会社の問題 |
|---|---|---|
| 苦手なこと | 業務そのものに苦手意識がある | 人間関係や職場の雰囲気が負担になっている |
| 成果・ミス | 経験や工夫を重ねても、特定の業務で成果が出にくい・ミスが続く | 業務量が多すぎる、十分なサポートを受けられない |
| 強み | 得意なことを活かせる場面が少ない | 得意なことを活かせる役割を任されていない |
| 仕事の進め方 | 求められる進め方や役割そのものが合わない | 会社の方針や評価方法が自分に合わない |
仕事内容が合わないと感じるとき
仕事で思うように成果が出なかったり、苦手な業務が続いたりすると、「自分にはこの仕事が向いていないのでは」と感じることがあります。
ただし、経験が足りないことや仕事の進め方が合っていないことが原因の場合もあるため、すぐに向き・不向きを決める必要はありません。
ここでは、仕事内容そのものが合わないと感じるときに見られる具体的な状況を紹介します。
がんばっても思うような成果につながらない
仕事に真面目に取り組んでいるのに成果が出ないと、「自分には能力がないのでは」と不安になることがあります。
たとえば、
- 営業活動を続けているのに契約数が増えない
- 販売の仕事で提案しても購入につながらない
- 企画を出しても採用されない
といったケースです。
ただ、成果が出ないからといって、すぐに仕事が向いていないと決める必要はありません。経験が足りない、仕事の進め方が合っていない、周囲から十分なサポートを受けられていないなど、別の原因がある可能性もあります。
まずは、どの業務で成果が出ていないのか、これまでどのような工夫をしてきたのかを振り返ってみましょう。
同じようなミスを繰り返してしまう
同じようなミスが続くと、「この仕事は自分に向いていない」と感じやすくなります。
特に、周囲が問題なくできているように見えると、自分だけが仕事をできていないように思えてしまうこともあるでしょう。
たとえば、
- 説明した内容を何度も聞き返される
- 優先順位をつけるのに時間がかかり、業務が滞る
- 確認したつもりでも、必要な項目を見落としてしまう
- 同じ作業で何度も手順を間違えてしまう
などです。
この場合も、ミスの内容を具体的に振り返ることが大切です。確認方法を変えたり、チェックリストを作ったりすることで減らせるミスもあれば、業務そのものに強い苦手意識があるケースもあります。
「ミスが多い=仕事が向いていない」とすぐに決めず、どのような場面でミスが起きているのかを整理してみましょう。
仕事に慣れても苦手な業務が減らない
仕事を始めたばかりの頃は、慣れていないことが原因で苦手に感じる業務もあります。経験を重ねるうちにできるようになることもあるため、入社直後の苦手意識だけで向き・不向きを判断するのは早いかもしれません。
一方で、ある程度仕事に慣れても、特定の業務への苦手意識が変わらない場合もあります。
たとえば、
- 何度経験しても電話対応に強い緊張を感じる
- 一日中パソコンで細かい作業を続けることに苦痛を感じる
- 人前で説明する業務だけは何度経験しても苦手
- 数字を扱う業務に継続して難しさを感じる
といった状態です。
この場合は、どの業務に負担を感じているのか、その業務だけが苦手なのかを整理してみましょう。
自分の強みを活かせる場面が少ない
仕事では、苦手なことを減らすだけでなく、自分が得意なことを活かせる場面があるかも大切です。
たとえば、
- 人と話すことが得意なのに、データ入力や書類作成など、一人で進める業務が中心
- 人の話を聞くことが得意なのに、短時間で多くの人に対応する業務が中心
- アイデアを考えることが得意なのに、決められた手順に沿って進める業務が中心
など、自分の得意なことと実際に担当している業務がかみ合っていないと、仕事で力を発揮しにくいと感じることがあります。
今の仕事で、自分の強みを活かせる場面がどのくらいあるか振り返ってみましょう。
今の仕事内容をこの先も続けることに不安がある
今の仕事を続けていく姿を考えたときに、「この仕事を何年も続けていけるだろうか」と不安になることもあります。
たとえば、
- 今後も同じ業務を続けることにやりがいを感じられない
- 今の仕事内容を続けても、身につけたい経験が得られない
- 業務内容そのものに強い苦手意識を感じている
- 将来的に担当したい仕事と、現在の業務との違いが大きい
といったケースです。
こうした不安を感じたときは、「何に不安を感じているのか」を具体的に整理してみましょう。
仕事内容そのものに関する悩みなのか、将来的なキャリアや働き方に関する悩みなのかによって、考えるべきことが変わります。
職場環境が合わないと感じるとき
仕事内容そのものではなく、職場の人間関係や業務量、会社の考え方などが原因で、「仕事が向いていない」と感じることもあります。
同じ仕事内容でも、働く環境によって感じる負担は変わるため、今の職場でどのようなことに困っているのかを具体的に整理してみましょう。
職場の人間関係や雰囲気が合っていない
上司や同僚との関係がうまくいかなかったり、職場の雰囲気になじめなかったりすると、毎日の仕事にストレスを感じやすくなります。
たとえば、
- 分からないことがあっても質問しづらい
- 上司や同僚に相談しにくい
- 職場で常に周囲に気を遣っている
- チーム内で協力して仕事を進めにくい
- 自分の意見や提案を伝えにくい
といった状態です。
仕事をするうえで周囲との関わりに負担を感じている場合は、人間関係や職場の雰囲気について一度振り返ってみましょう。
業務量や求められる水準が自分に合っていない
仕事量が多すぎたり、自分には難しい水準の成果を求められたりする場合にも、仕事を続けることにストレスを感じることがあります。
たとえば、
- 一人で担当する業務が多すぎる
- 常に納期に追われている
- 入社して間もないのに、一人で対応することを求められる
- 周囲より多くの仕事を任されている
- 求められる成果が高く、達成することに強いプレッシャーを感じる
といった状態です。
無理を重ねている状態が続いていないか、今の働き方を振り返ってみましょう。
会社の考え方や評価のされ方に違和感がある
仕事内容には上手く取り組めていても、会社の考え方や評価のされ方に納得できず、仕事を続けることに違和感を持つ場合があります。
たとえば、
- 何を基準に評価されているのか分からない
- 成果を出しても評価に反映されていないと感じる
- 自分が大切にしたい働き方と会社の方針が合わない
- 評価されるために無理をして働いている
などです。
仕事の内容だけでなく、会社が大切にしていることや評価の仕組みについても、自分が納得して働けているか考えてみましょう。
周囲と比べることで自信を失っている
同じ時期に入社した人や周囲の社員が自分より早く仕事を覚えていると、「自分だけ仕事ができない」「この仕事に向いていない」と感じてしまうことがあります。
たとえば、
- 同期は一人で仕事を任されているのに、自分はまだサポートが必要
- 周囲は成果を出しているのに、自分は結果が出ていない
- 同じ仕事をしている人より覚えるのに時間がかかっている
- 周囲の働き方と自分を比べて落ち込んでしまう
といった状態です。
仕事を覚える早さや得意なことは人によって異なるため、周囲との比較だけで自分の能力を決めつけないことが大切です。
以前の自分と比べてできるようになったことにも目を向けてみましょう。
入社後の時期によって「仕事が向いていない」と感じる理由は変わる

「仕事が向いていない」と感じる場面は、入社後の時期によって異なります。
入社直後は仕事の進め方や職場のルールを覚えることに悩みやすく、業務を任されるようになると成果や仕事内容との相性が気になるようになります。さらに経験を重ねると、「この仕事を続けてよいのか」と将来の働き方について考えることもあります。
ここでは、入社後の時期ごとに感じやすい悩みを見ていきましょう。
入社1か月|仕事を覚えられず向いていないと感じる
入社1か月頃は、仕事内容だけでなく、職場のルールや人間関係、仕事で使うツールなど、新しく覚えることが多い時期です。思うように仕事を進められなかったり、ミスが続いたりすると、「自分はこの仕事に向いていないのでは」と不安になることもあります。
周囲が当たり前のように仕事をこなしているように見えると、自分だけが遅れているように感じ、さらに不安が大きくなることもあるでしょう。
入社3か月|仕事に慣れても成果が出ず焦りやすい
入社3か月頃になると、少しずつ仕事の流れが分かり、自分で対応する場面も増えてきます。一方で、周囲から成果を求められるようになり、「仕事は分かってきたのに、なぜ結果が出ないのだろう」と焦ることもあるでしょう。
同期や周囲の社員と比べて成果が出ていないと、自分だけが仕事のできない人間のように感じてしまうこともあります。周囲と比べて落ち込んだときは、他人の成果だけでなく、自分ができるようになったことにも目を向けてみましょう。
入社6か月|仕事内容との相性が気になり始める
入社6か月頃になると、仕事の流れが分かり、担当する業務にも少しずつ慣れてきます。仕事を覚えてできることが増えてくる一方で、特定の業務だけはなかなか慣れなかったり、苦手意識が残ったりすることもあるでしょう。
そうした状態が続くと、「この仕事は自分に合っていないのでは」と気になり始めることがあります。これまでの仕事を振り返りながら、どのような業務に苦手意識やストレスを感じているのかを考えてみましょう。
入社1年|この仕事を続けるべきか迷いやすい
入社から1年ほど経つと、日々の仕事内容だけでなく、職場の雰囲気や評価のされ方、上司との関係など、働く環境についても見えてきます。仕事にも慣れてきたからこそ、「このまま今の仕事を続けていいのか」と考えることもあるでしょう。
また、今後任される仕事や身につけられる経験を考えたときに、「この会社で働き続けた先に、自分が望む働き方ができるのだろうか」と不安になることもあります。
仕事内容だけでなく、職場環境やこれからの働き方まで含めて、自分が何に迷っているのかを整理してみましょう。
仕事が向いていないか判断する4つの基準

「仕事が向いていない」と感じても、すぐに自分の能力の問題だと考える必要はありません。苦手な業務、これまで試した工夫、得意なこと、仕事の進め方などを具体的に振り返ると、今の仕事で困っていることを整理できます。
ここでは、今の仕事が自分に合っているかを考えるときに、確認したい4つのポイントを紹介します。
| 判断するポイント | 確認したいこと |
|---|---|
| 主な業務内容 | その仕事で日常的に行う業務に強い苦手意識があるか |
| 経験・慣れ | 経験や工夫を重ねても変わらないか |
| 強み | 得意なことを活かせているか |
| 進め方・役割 | 仕事の進め方や求められる役割が自分に合っているか |
これらのポイントを整理すると、仕事そのものが合っていないのか、経験や職場環境に原因があるのかを考えやすくなります。次節以降では、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
苦手なのは仕事内容そのものかを考える
仕事が苦手だと感じたときは、日常的に担当している主な業務が自分に合っているのかを確認してみましょう。
たとえば、人と話すことが苦手なのに営業や接客が中心だったり、細かい確認が苦手なのに正確さを求められる業務を担当していたりすると、仕事を続けることに苦手意識を感じやすくなります。
今の仕事で日常的に行っている業務を書き出し、どの業務に難しさを感じるのか、どのような仕事なら取り組みやすいのかを比べてみましょう。
経験や工夫を重ねても改善しない部分があるか振り返る
仕事を始めたばかりの頃は、経験が少ないためにうまくできないこともあります。仕事の手順を覚えたり、自分なりにやり方を変えたりすることで、できるようになる業務もあります。
一方で、経験を重ねても同じ業務でつまずき続ける場合もあります。
たとえば、
- 何度経験しても、特定の業務に強い苦手意識が残る
- やり方を工夫しても、同じ場面でつまずく
- 周囲に相談して方法を変えても、取り組みにくさが変わらない
- 経験を重ねても、その業務だけは難しさが残る
といった状態です。
これまでに試した工夫と、その後どのように変わったのかを振り返り、経験を重ねることで改善できることなのか、仕事内容そのものとの相性なのかを考えてみましょう。
得意なことや強みを発揮できているか振り返る
仕事で「自分には向いていない」と感じたときは、苦手なことだけでなく、得意なことにも目を向けてみましょう。
まずは、これまでの仕事や日常の中から、周囲から褒められたこと、頼られたこと、他の人よりスムーズにできたことを書き出してみます。
たとえば、
- あまり負担を感じずに取り組める業務
- 自然と工夫できること
- 人からよく頼まれること
- 自分では苦にならないのに、周囲から評価されること
などです。
書き出した内容を見返し、共通している行動や得意なことがないか探してみましょう。自分では当たり前だと思っていたことが、仕事で活かせる強みとして見つかることもあります。
仕事の進め方や求められる役割が自分に合っているか考える
仕事内容そのものだけでなく、どのように仕事を進めることを求められているのか、どのような役割を任されているのかも振り返ってみましょう。
現在の仕事について、次のようなことを書き出します。
- 自分に任されている主な業務
- 仕事を進めるときに、自分で決められること
- 上司や周囲から指示されること
- 一人で完結する業務と、周囲と協力する業務
- ストレスを感じる仕事の進め方
たとえば、「自分で考えて進めたいのに細かく指示される」「一人で集中したいのに、常に周囲との連携が必要」といった違いがないかを見てみましょう。
書き出した内容を見比べて、求められている進め方と、自分が取り組みやすい進め方にどのような違いがあるのかを整理してみてください。
4つの基準で判断できない場合は職場環境も確認する
4つの基準を確認しても仕事内容そのものに原因が見つからない場合は、人間関係や業務量、勤務時間、会社の考え方など、職場環境が影響していることもあります。
仕事内容が自分に合っていても、上司や同僚に相談しにくい、業務量が多すぎる、勤務時間が生活に合わないなど、職場環境が原因で仕事を続けにくくなる場合もあるでしょう。
仕事内容と職場環境のどちらに原因があるのかを分けて考え、環境側に変えられることがないか確認してみましょう。
監修者コメント|採用・人材育成の現場から見た仕事の向き・不向き
「自分はこの仕事に向いていない」と相談に来る人の中には、仕事内容そのものではなく、まだ経験が十分でないことや、職場で求められる役割とのミスマッチが原因になっているケースもあります。
だからこそ、辞めるかどうかをすぐに決める前に、相談できる相手がいる場合は上司や周囲の人に相談してみてほしいと思います。自分では気づかなかった得意なことや、今とは違う仕事の進め方に気づくきっかけになるかもしれません。
仕事が向いていないと感じたときに、辞める前に試したい4つのこと

「仕事が向いていない」と感じても、すぐに退職を決めるのではなく、今の職場で試せることがあります。苦手な業務を整理したり、周囲に相談したりすることで、仕事の進め方や担当する業務を変えられる場合もあります。
ここでは、今の仕事を辞める前に試しておきたい4つの方法を紹介します。
苦手に感じている業務を具体的に書き出す
「仕事が向いていない」と考えていると、仕事全体が嫌になったように感じることがあります。まずは、何に困っているのかを具体的にしてみましょう。
たとえば、
- 電話対応で緊張してしまう
- 資料作成に時間がかかる
- 営業でお客様への提案がうまくできない
- 複数の仕事を同時に進めることが難しい
など、苦手に感じている業務を書き出します。
苦手な業務が分かれば、仕事の進め方を変えられないか、周囲に相談できないか、担当する業務を調整できないかなど、具体的な対応を考えられるようになります。
上司や周囲に相談する
一人で悩み続けず、上司や周囲の人に相談してみることも一つの方法です。
相談するときは、「仕事が向いていません」と伝えるだけでなく、どの業務で困っているのか、どのような場面でうまくいかないのかを具体的に伝えてみましょう。
自分では気づいていなかった得意なことを教えてもらえたり、仕事の進め方について別の方法を提案してもらえたりすることもあります。一人で答えを出そうとせず、周囲の意見を聞いてみることで、新しい選択肢が見つかることもあります。
得意な業務を増やせないか考える
苦手な業務があると、「仕事全体が向いていない」と考えてしまうことがあります。
その場合は、担当している業務を「比較的取り組みやすい業務」と「難しいと感じる業務」に分けてみましょう。
たとえば、
営業なら「お客様との会話は得意だが、提案資料の作成には時間がかかる」
事務なら「電話対応は問題ないが、細かい数字の確認が苦手」
接客なら「お客様への案内は得意だが、在庫管理は難しい」
といった整理です。
得意な業務が分かれば、それを増やせないか、苦手な業務は進め方を変えられないかなど、今の職場で試せることを考えやすくなります。
配置転換・担当変更を検討する
仕事内容のすべてが合わないのではなく、現在担当している業務や役割が自分に合っていない場合は、配置転換や担当変更によって状況が変わる可能性があります。
たとえば、
- 接客は得意だが、事務作業が多い
- 新規営業より、既存顧客のフォローの方が力を発揮できる
- 一人で進める業務より、チームで取り組む仕事の方が取り組みやすい
など、自分の得意・不得意が整理できたら、上司に担当業務の変更について相談してみるのも一つです。
今の会社で担当する仕事や役割を変えられる可能性があるなら、退職を決める前に一度相談してみましょう。
それでも仕事が合わないなら、転職を考える
今の仕事でできることを試しても「やはり合わない」と感じるなら、転職を考えることも一つの選択です。ただし、次の仕事を探す前に、今の仕事の何を変えたいのかを整理しておきましょう。
仕事内容を変えたいのか、働く環境を変えたいのかによって、探すべき求人も変わります。今の仕事で感じていることを整理し、次の職場でより自分らしく働くために必要な条件を考えてみましょう。
仕事内容そのものが合っていないのか
今の仕事を辞めたいと思ったときは、まず仕事内容のどこに合わないと感じているのかを整理してみましょう。
たとえば、人と関わることが多い仕事が合わないのか、一人で進める業務が合わないのか、数字を扱うことや細かい作業が苦手なのかなど、具体的にしていくと次に選びたい仕事を考えやすくなります。
「今の仕事が嫌だから辞める」だけではなく、次の仕事ではどのような業務なら取り組みやすそうかまで考えてみると、自分に合う求人を探すときにも役立ちます。
環境を変えても解決しない問題がある
転職によって職場が変わっても、仕事内容そのものが変わらなければ、同じ悩みが続くことがあります。
たとえば、特定の業務が苦手だったり、仕事の進め方そのものが合わなかったりする場合は、会社を変えるだけでは解決しないかもしれません。
反対に、人間関係や業務量、会社の評価方法などが原因であれば、環境を変えることで働きやすくなる可能性があります。転職を決める前に、今の悩みが「会社を変えることで解決できること」なのかを考えてみましょう。
次の仕事で何を変えたいか考える
転職先を探す前に、今の仕事で変えたいことを具体的にしておきましょう。「今の会社を辞めたい」という気持ちだけで転職すると、次の職場でも同じような悩みを抱える可能性があります。
たとえば、もっと人と関わる仕事がしたい、チームで協力して働きたい、自分で考えて仕事を進めたい、残業を減らしたいなど、今の仕事で変えたいことを書き出してみましょう。
次の仕事で実現したいことがはっきりすると、求人を選ぶときに確認したい条件も決めやすくなります。
転職先で活かしたい経験や強みを考える
今の仕事が合わなかったとしても、そこで身につけた経験まで無駄になるわけではありません。お客様とのやり取り、チームで仕事を進めた経験、後輩を教えた経験など、これまで取り組んできたことを振り返ってみましょう。
その中から、次の仕事でも活かせそうな経験や、自分なりに工夫してきたことを整理しておくと、転職先でどのような仕事に挑戦したいのかも考えやすくなります。
今の仕事で感じた苦手意識だけではなく、そこで身につけたことにも目を向けてみてください。
【社員インタビュー】一度離れたからこそ分かった、自分に合う仕事と職場とは
転職して別の環境で働いたからこそ、以前の仕事や職場について改めて気づくこともあります。
マーキュリーには、一度退職して別の業界で働いた後、再入社した社員がいます。転職を経験する中で、自分が仕事に求めていることを改めて考えるようになり、「『やりたいこと』は大事ですが、それと同じくらい『働く環境』も大切」と感じたそうです。
以前マーキュリーで働いていたときの環境についても改めて考える中で、仲間や環境の温かさが働きやすさにつながっていたことに気づき、カムバック制度を利用して再入社しました。
「一度退職したからこそ気づけたことがあります。
それは、仲間や環境の温かさが、何よりも働きやすさにつながっていたということ。」
転職を決める前に、今の職場で当たり前になっていることを一度振り返ってみるのもいいでしょう。周囲との関係や働く環境など、離れてからその価値に気づくものもあります。今の職場で自分が大切にしたいものは何か、改めて考えるきっかけになればと思います。
▼社員インタビューはこちら
《再入社体験談》一度辞めた会社に戻って感じたマーキュリーの魅力とは?https://impress.mercury-group.co.jp/staff/company-51/
自分の特徴から、次にどのような仕事が向いているのか考えたい方は、「向いている仕事の見つけ方|特徴・診断から自分に合う仕事を探す方法」もあわせてご覧ください。
そもそも次に何をしたいのかわからないという方は、「やりたい仕事がわからない20代へ|仕事選びの5ステップで適職を見つける方法 」の記事もご参考ください。
「仕事が向いていない」を転職理由としてどう伝える?

「仕事が向いていない」という気持ちを、そのまま転職理由として伝えると、後ろ向きな印象につながることがあります。面接では、今の仕事で感じたことを振り返り、そこから何に気づき、次の仕事でどう活かしたいのかまで伝えることがポイントです。
「向いていないから辞めたい」ではなく、これまでの経験や工夫をもとに、自分が力を発揮しやすい仕事や働き方が分かってきたという形に整理すると、転職理由として伝えやすくなります。
今の仕事への不満だけで終わらせない
「仕事が合わない」「職場を変えたい」と感じた理由だけを伝えるのではなく、今の仕事でどのように取り組んできたのかも伝えましょう。
たとえば、「営業の仕事が自分には向いていなかった」とだけ伝えると、仕事への不満だけが残ってしまいます。苦手な業務に対して工夫したことや、仕事を続ける中で気づいたことまで伝えると、転職を考えた経緯が伝わりやすくなります。
例:
現職では、新規のお客様へのテレアポが中心で、1日の架電件数を意識しながら多くのお客様に電話をかけていました。なかなか商談につながらない状況を変えるため、断られた理由を記録してトーク内容を修正したり、先輩の話し方を参考にしたりしながら取り組みました。それでも、件数をこなすことを優先する営業スタイルより、お客様一人ひとりの話を聞きながら関係を築く仕事の方が自分の強みを活かせると感じ、転職を考えるようになりました。
苦手だった経験から学んだことを伝える
苦手だった業務について話すときは、「できなかった」で終わらせず、その経験を通じて自分について分かったことまで伝えましょう。
たとえば、同じ営業職でも、新規のお客様への電話と既存のお客様への対応では、求められる力が異なります。苦手だった仕事と比較することで、自分がどのような場面で力を発揮しやすいのかに気づくこともあります。
例:
現職では、新規のお客様に短時間で商品の魅力を伝えることに難しさを感じていました。その一方で、すでにお取引のあるお客様から相談を受け、話を聞きながら提案内容を考える仕事にはやりがいを感じていました。こうした経験から、相手の話を聞きながら関係を築く仕事の方が、自分の強みを活かしやすいと考えるようになりました。
次の仕事で活かしたい経験や強みにつなげる
転職理由を伝えるときは、今の仕事で感じたことを、次の仕事で活かしたい経験や強みにつなげることも意識しましょう。
今の仕事で身につけた経験は、仕事内容が変わっても活かせる場合があります。これまで担当してきた業務を振り返り、次の仕事でも活かしたい経験と、これから挑戦したい仕事とのつながりを考えてみましょう。
例:
現職では接客を担当し、お客様の希望を聞きながら商品をご案内する経験を積んできました。お客様との会話から希望をくみ取り、納得いただける商品をご案内することにやりがいを感じています。今後はこの経験を活かし、より長くお客様と関係を築きながら提案できる営業職に挑戦したいと考えています。
今の仕事を続けるなら意識したいこと
今の仕事を続けると決めた場合は、苦手なことだけに目を向けず、これまでの経験や仕事への取り組み方も振り返ってみましょう。できなかったことだけで「向いていない」と決めつけず、できるようになったことや、これから変えられることにも目を向けてみてください。
苦手な業務だけで仕事全体を判断しない
苦手な業務がある場合は、その業務だけを切り出して、できることから対策してみましょう。
たとえば、資料作成に時間がかかるなら作業手順を見直す、電話対応が苦手なら先輩の対応を参考にするなど、具体的な方法を試してみます。
苦手な業務への対策が分かれば、仕事全体を変えなくても改善できる部分があります。
できなかったことだけでなく、できるようになったことも振り返る
一人でできるようになった業務や、以前より早くできるようになったこと、上司や同僚から評価されたことをメモしておきましょう。
たとえば、入社当初は先輩の確認が必要だった業務を一人で任されるようになった、以前より短い時間で作業を終えられるようになったなどです。
できるようになったことを記録しておけば、自分の成長を具体的に実感しやすくなります。
一定期間取り組んでも状況が変わらなければ改めて考える
「まず3か月は今の方法で取り組む」など、試してみる期間を決めて行動してみましょう。
その間に仕事の進め方を変えたり、上司に相談したりしても、成果や仕事への気持ちに変化がない場合は、仕事内容や環境を変えることも考えます。
期限を決めて取り組むことで、悩み続けるのではなく、次に何をするかを決めやすくなります。
仕事が向いていないと感じたときによくある質問
Q. 仕事が向いていないと感じたらすぐ辞めるべき?
A.すぐに辞めると決める必要はありません。まずは、何が原因で「向いていない」と感じているのかを整理し、仕事の進め方を変えたり、上司や周囲に相談したりしてみましょう。それでも状況が変わらず、仕事内容や職場環境を変えたい気持ちが続く場合は、転職を検討する方法もあります。
Q. 仕事ができない=向いていないということ?
A.仕事ができないからといって、必ずしも向いていないとは限りません。入社して間もない場合は、経験が少ないことが原因でうまくできないこともあります。また、仕事の中でも得意な業務と苦手な業務が分かれる場合があるため、仕事全体ではなく、どの業務でつまずいているのかを確認してみましょう。
Q. 20代で仕事が向いていないと感じるのは普通?
A.20代でも「この仕事は自分に向いていないのでは」と悩むことは珍しくありません。仕事でミスが続いたり、周囲より仕事を覚えるのが遅かったり、思うように成果が出なかったりすると、向き・不向きを気にすることがあります。まずは「向いていない」と決めつけず、何が原因でそう感じているのかを整理してみましょう。
Q. 向いている仕事はどうやって探せばいい?
A.まずは、これまでの仕事や日常生活で、周囲から評価されたこと、得意なこと、取り組みやすかったことを書き出してみましょう。そのうえで、仕事内容だけでなく、どのような働き方や役割なら自分の力を発揮しやすいのかも考えてみてください。
Q. 転職してもまた「向いていない」と感じたらどうすればいい?
A.すぐに結論を出さず、仕事内容や仕事の進め方、職場環境のどこでつまずいているのかを整理してみましょう。必要に応じて上司や周囲に相談することも一つの方法です。
まとめ|仕事が向いていないと感じたら原因を整理して次の働き方を考えよう
「仕事が向いていない」と感じているときは、今の仕事でうまくいかないことばかりに目が向いてしまうかもしれません。
そんなときこそ、「自分には何ができるのか」「どんな仕事なら力を発揮できるのか」にも目を向けてみてください。
今の仕事でうまくいかなかった経験も、次にどんな仕事をしたいのかを考える材料になります。すぐに答えを出そうとせず、これまでの経験から得意なことや大切にしたいことを見つけながら、次の仕事を考えてみましょう。
マーキュリーでは、販売や営業をはじめ、さまざまな仕事に挑戦する機会があります。今の仕事とは違う分野に挑戦したい方や、自分の得意なことを活かせる仕事を探している方も、ぜひマーキュリーの仕事を覗いてみてください。



大切なのは、「仕事全体が向いていない」と考えるのではなく、どの業務でつまずいているのか、反対にどんな場面では力を発揮できているのかを具体的に振り返ることです。できること・苦手なことを整理すると、今の職場で工夫できることや、周囲に相談したいことも見えやすくなります。
それでも仕事内容や働く環境との違和感が続く場合は、転職を含めて次の選択肢を考えることも一つの方法です。今の仕事で得た経験も含めて、自分がどのような仕事や働き方なら力を発揮しやすいのかを考える材料にしてほしいと思います。