《27卒》冬休み・年末年始にやるべき就活準備10選|タイプ別アクションプランつき
就活生の皆さん、いかがお過ごしですか?
授業がひと段落し、冬休みや年末年始が近づくと、
「少し休みたい」「でも就活も進めないと…」と気持ちが揺れる人も多い時期です。
年末年始は就活の選考が動くタイミングではありません。
だからこそ、この期間の過ごし方が、年明け以降の就活の進みやすさを大きく左右します。
この記事では、冬休みから年末年始にかけて就活生がやっておくべき準備を10項目に整理し、今後の選考につなげるための方法を解説します。
目次
就活生の年末年始はどんな時期?企業や大学の動き
年末年始は、多くの企業が休業に入り、説明会や面接などの選考は一時的に落ち着きます。大学のキャリアセンターや就活支援サービスも休業するケースが多く、外部とのやり取りが減りやすい時期です。
- 説明会や面接はほぼストップする
- 企業や大学と連絡が取りづらくなる
- その分、自分のための時間を確保しやすい
27卒にとっては、インターンが一段落し、方向性に迷い始めるタイミングでもあります。年末年始は、そうしたモヤモヤを整理するのにちょうどいい区切りです。
2025~2026年の年末年始・冬休みはどれくらい?
2025年末から2026年始にかけては、カレンダー上も比較的まとまった休みになりやすい年です。今年は2025年12月26日(金)~2026年1月4日(日)までがお休みの企業が多いようです。
この時期は、就活イベントなどもお休みになります。
大学の冬休み期間は学校によって差がありますが、2週間程度の休みがある人も多いでしょう。
ただしこの期間は、帰省や家族行事、アルバイト、友人との予定が入りやすく、思ったほど自由時間が取れないことも少なくありません。
だからこそ、全部やろうとせず、優先順位をつけて過ごすことが重要になります。
冬休み・年末年始にやるべき就活準備10選
早速、年末年始にやっておくと、年明け以降の就活が進めやすくなる行動をまとめます。
すべてを完璧にこなす必要はありません。自分に必要なものから取り入れてくださいね!
①これまでの就活や学生生活を振り返る
まずは、ここまでの就活を一度立ち止まって整理します。
インターンや説明会、面談など、すでに経験していることがあれば、その内容を振り返っておきましょう。
- どの業界・企業に興味を持ったか
- 違和感を覚えた場面はどこか
- うまく話せた/話せなかった理由
感想で終わらせず、「なぜそう感じたのか」を言葉にすることが重要です。
②自己分析|自己PRやガクチカの素材を整理する
自己分析でおすすめなのはWill・Can・Mustの3つの視点で考える方法です。
- Will:やりたいこと・興味があること
- Can:これまでに身につけた力・得意なこと
- Must:社会や企業から求められやすい要素
3つを大きく書き出してみましょう。
3つの要素が重なるポイントを中心に自己PRやガクチカを整理してみるのがおすすめです。
インターンを経験した学生さんは、自分のできることや社会で求められることへのイメージが明確になってきているのではないでしょうか。
年末年始に自己分析をやり直すことで、志望動機や企業選びの軸が整理しやすくなります。
③業界研究を進める
冬休み・年末年始はまとまった時間を取りやすいため、業界全体を詳しく調べられるよい機会です。
帰省のタイミングなどで、気になる業界に勤めている親戚がいたら、仕事について詳しく聞いてみるのも有効です。実際に働いている人からは、メディアからは得られない有意義な情報があるはずです。
業界の将来性や現状の課題を理解するために、業界に関するニュースや企業が出しているプレスリリースなどを読むのも有効な手段です。
ネットで検索していると情報の海におぼれがちなので、業界地図などの書籍を見てみることもおすすめです。電子書籍だと、スマホなどでいつでも確認できますね。
▷「会社四季報」業界地図 2026年版
- 業界の特徴や役割
- 今後の動きや課題
- 他業界との違いなどに注目しましょう。まだ一つの業界に絞らず、気になった業界があれば見てみるのもおすすめです。
④企業研究を進める
業界研究と並行して、企業研究も進めておきます。
すべての企業を深く調べる必要はなく、気になる企業を中心に確認します。
- 事業内容や強み
- どんな人材を求めていそうか
- 自分の価値観と合いそうか
企業関連のニュースや、公式HP、四季報などで気になる企業を確認しましょう。
⑤志望度の高い企業の選考スケジュールを確認する
年明け以降に動き出す企業に備え、スケジュールの確認も重要です。
- エントリー開始時期
- 選考フロー
- 締切や実施時期の目安
あわせて、志望度の高い企業の前に、他企業で選考経験を積む計画も立てておくと、年明けの動きがスムーズになります。
早期選考のエントリーを受け付けている企業であれば、準備してエントリーしましょう。
⑥就活全体のスケジュールを作成する
④の志望度の高い企業に合わせて、自身の就活スケジュールを作成してみましょう。
一般的な企業は3月から説明会を開始しますが、スタートアップや中小企業の一部は年明けから選考がスタートします。
一般的な企業の選考から挑むと、年明けから動いている学生さんにどうしても場数で引けをとってしまいがち。第一志望ではなくても同じ業界で早期選考を行っている企業があれば選考を受けてみるなど、早めに動くのがおすすめです。
| 一般的な企業の動き | 動きの早い企業 | 学生の動き | |
|---|---|---|---|
| 1月 | インターン・採用準備 | インターン・早期選考 | 業界研究・企業研究、ES・面接準備 |
| 3月 | 説明会・エントリー開始 | 説明会と並行して一部選考 | 説明会参加、ES提出 |
| 6月 | 選考開始 | 内定が出始める | 面接対応、選考並行 |
| 10月 | 内定式 | 内定式 | 進路確定、就活終了 |
⑦エントリーシートの下書きを用意する
冬休みは、エントリーシートの「型」を作るのに適した時期です。
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと
- 志望動機の下書き
自己分析などをもとに、ベースとなる文章を何パターンか用意しておきましょう。
生成AIなどで壁打ちをするのもおすすめです!
▷エントリーシートの書き方はこちらの記事でもご紹介
⑧面接などの選考対策を行う
冬休みは、帰省などで第三者に面接を見てもらう良い機会です。
家族の前で面接ってなかなか恥ずかしいと思いますが、
遠慮がない家族だからこそ、明け透けない意見をもらえます。
協力してもらえそうなら、自己紹介を1分で話して、「わかりにくかったところはあった?」と聞くだけでも立派な面接練習です。
- 自己紹介
- 自己PR
- 志望理由
- ガクチカ
などについて話してみましょう。
練習の機会がなければ、何を話すか考えておくだけでも立派な準備です。
⑨家族に就活相談をする
年末年始は家族で集まる機会も多いもの。普段はなかなかできない落ち着いた話をすることができます。
そんな機会にぜひ、家族と以下のポイントで就活の話をしてみてください。
- どういう企業の選考を受けようと思っているのか
- 就活の軸
- どういう社会人になりたいのか
- 地元で働くのか、都市部で働くのか
意外と多いのが、就職先が決まってから家族に反対されてしまうケースです。
就職は自分の将来に関わる選択であり、家族の意見がすべてではありませんが、事前に考えを共有しておくことで不要なすれ違いを防ぐことができます。
年末年始は、そのための良い機会といえるでしょう。
⑩ゆっくり休んでコンディションを整える(実は一番大事かも!)
冬休みや年末年始は、就活の準備を進めるだけでなく、意識的に休むことも大切です。
就活は短期決戦ではなく、ある程度の期間続くもの。息切れしてしまっては元も子もありません。心身のコンディションを整えておくことは、その後の活動にも大きく影響します。
普段は授業やアルバイト、就活準備に追われ、十分に休めていない人も多いでしょう。この時期は、生活リズムを整えたり、体調管理を優先したりする時間を確保してみてください。
また、一度就活から少し距離を置くことで、考えが整理されたり、気持ちが切り替わったりすることもあります。年明け以降に前向きに就活へ向き合うためにも、冬休み・年末年始は「しっかり休む時間」として活用しましょう。
就活の進み具合別|年末年始のおすすめアクションプラン
ここまでは、冬休み・年末年始におすすめ就活準備について書いてきました。
ただ…冬休み・年末年始って結構短い!全部やれるのがベストですが、時間がない人も多いと思います。そんな方のためにタイプ別アクションプランをご紹介します。
何から手をつければいいかわからない人
就活を始めたものの、方向性が定まらずモヤモヤしている人は、まず整理と土台づくりを優先しましょう。
おすすめアクションプラン
①これまでの就活や学生生活を振り返る
②自己分析で自己PR・ガクチカの素材を整理する
③業界研究で気になる分野を広く見てみる
⑩ゆっくり休んでコンディションを整える
「決める」よりも「言葉にする」ことを意識すると、年明けの動き出しが楽になります。
志望業界・企業はある程度決まっている人
方向性は見えてきたものの、準備が足りないと感じている人は、具体的な準備を進めるのがおすすめです。
おすすめアクションプラン
③業界研究、④企業研究を深める
⑤志望度の高い企業の選考スケジュールを確認する
⑥就活全体のスケジュールを作成する
⑦エントリーシートの下書きを用意する
年末年始は「完璧に仕上げる」よりも「型を作る」ことを意識しましょう。
すでに動いていて、年明けが不安な人
インターンや就活準備をある程度進めてきた人は、実践と調整を意識した過ごし方がおすすめです。
おすすめアクションプラン
⑧面接などの選考対策を行う
⑨家族に就活相談をする
⑥就活全体のスケジュールを見直す
⑩ゆっくり休んでコンディションを整える
「走り続ける」よりも、一度立ち止まって整えることで、年明け以降の選考に向き合いやすくなります。
年末年始に避けたいこと
ここまでは年末年始にやった方がいいことについてご紹介しました。
この章では年末年始に注意すべき過ごし方についてみていきたいと思います。
年末年始は気持ちが緩みやすい分、次のような行動には注意が必要です。
- だらだらと過ごしてしまう
年末年始はお正月特番などもあり、ダラダラ過ごしがち。一度くるってしまうと生活のリズムを取り戻すのにも時間がかかります。規則正しい生活を心がけましょう。 - 全部やろうとして動けなくなる
冬休み・年末年始は意外と短いもの。また、家族イベントなどの予定も入るため全部の就活準備をこなそうと思うと時間が足りません。
自分の中で優先順位をつけて、やることを絞りましょう。 - 企業の担当者とのコンタクトをとる
各企業から休業期間の案内があるかと思います。お休みの期間に連絡をとってしまうと、企業の担当者も何かあったのかと心配になるかもしれません。よほどの急用でない限り連絡を控えるのがマナーです。
まとめ|年末年始は就活の土台を整える時間
年末年始は、就活が大きく動く時期ではありません。
だからこそ、振り返り・準備・休息に時間を使うことで、年明け以降の動きやすさが大きく変わります。
すべてを完璧にこなす必要はありません。
自分のこれまでを整理し、必要な準備を少し進め、しっかり休む。
それだけでも、年明けの就活は確実にスムーズになります。
冬休みや正月を「何となく終わらせない」こと。
それが、27卒就活の良い結果につながります。
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著者:渡辺 有加(わたなべ ゆか)
10年以上にわたり、採用広報からWEBディレクション・デザイン・ライティングまで幅広い業務に従事。2級WEBデザイン技能士。年間2,000名規模の採用プロジェクトに関わり、採用コンテンツ制作の実務も多数担当してきた。
これまで企業広報として執筆・編集した記事は100本を超え、現場取材、ストーリーテリング、SEOライティング、社内外ニュース制作まで一貫して手掛ける。
※記事内容は執筆時点のものになります。

