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【26卒向け】冬の就活はまだ間に合う?冬採用で内定をつかむ完全ガイド

皆さんこんにちは!
株式会社マーキュリー広報担当です!
26卒の冬になってもさまざまな理由で就活を続けている方は少なくありません。

  • 卒業間近なのに、まだ内定がない
  • 内定はあるけれど「ここでいいのか…」と悩んでいる
  • 留学や公務員試験などで、スタートが遅れてしまった

この記事では、「卒業までに納得できる進路を決めたい26卒」に向けて、
冬採用の基本・注意点・特徴・企業の探し方・活用したい就活サービスまで、まとめて解説します。

ぜひ最後までお目通しください!

目次

冬採用とは?いつからいつまで?

冬採用とは?いつからいつまで?

「冬採用」に厳密な定義はありませんが、
一般的には12月〜3月ごろに行われる新卒向けの採用活動を指します。

  • 春〜夏の採用で予定人数を取りきれなかった企業
  • 一度採用を締めたが、内定辞退などで枠が空いた企業
  • 通年採用を行っていて、冬も継続して募集している企業

こうした企業が、冬のタイミングで追加・継続採用を行います。
冬採用の中心はベンチャー企業になりますが、大手といわれる企業も通年採用や再募集のために冬採用を行うこともあります。

冬採用が「穴場」になりやすい3つの理由

冬採用の特徴冬採用が「穴場」になりやすい3つの理由

冬採用の特徴としては、就活のピークは過ぎているため、ライバルが少ない・選考スピードが速いなどが挙げられます。

就活のピークは、例年大学3年の2〜6月ごろ
その時期と比べると、冬まで選考を受けている学生の数はかなり少なめです。

①ライバルが一気に減る

就活のピーク時期と比べると、冬まで選考を受けている学生の数はかなり少なめです。

そのため、

  • 説明会や面接で学生がぎゅうぎゅう詰め、という状況は少ない
  • エントリー数自体もピーク時よりは落ち着く

といった意味で、競争相手が減る時期ともいえます。

② まだ採用を続ける企業も意外と多い

企業側の調査を見ると、通年採用を実施している企業は33%にのぼる(※)というデータもあり、
冬=完全に終戦、ではありません。

特に、

  • BtoB企業(企業向けビジネス)で就活生からの認知が低い会社
  • 業界内では高いシェアを持つのに、一般的な知名度は高くない会社

などは、冬もじっくり採用を続けていることが多いです。
(※)一般社団法人 日本経済団体連合会(経団連)の「採用と大学改革への期待に関するアンケート」

③選考スピードが速い

冬採用では、

  • 最初から個人面接のみ
  • 面接回数が少ない
  • 内定までの期間が短い

…というように、選考フローがコンパクトになっていることが多いです。

企業側も「新年度までに人員を確保したい」という事情があるため、
合否の判断も早く、意思決定のスピードも求められる時期といえます。

冬採用のリアル

どんな企業&学生が集まっている?

冬採用のリアル どんな企業&学生が集まっている?

ここからは、冬採用に集まる“企業側”と“学生側”の顔ぶれを整理してみましょう。
「誰と戦うのか」「どんな会社と出会いやすいのか」がイメージしやすくなります。

冬まで採用を続ける企業タイプ3つ

①採用計画に届かず、人数を取りきれていない企業

内定式のある10月までに採用予定人数を達することを目標にしている企業が多いですが、最近の売り手市場の影響もあり、何らかの理由で内定式までに人数をそろえきれなかった企業が考えられます。
具体的には、

  • B to B向けビジネスなどで知名度の低い企業
  • ベンチャー企業などの成長企業で、採用予定人数が多いまたは追加になった企業
  • 不人気職種の採用をする企業

などです。

②内定辞退や追加採用で「席が空いた」企業

いったん採用を締めたものの、昨今の売り手市場ではより自分に合った企業を求めて内定辞退をする方も一定数います。
もちろん企業は、内定辞退者を見込んで採用計画を立てていますが、その見込みが外れた場合などが考えられます。

事業拡大や退職者の補充といった事情で、補欠ではなく“追加の新メンバー”として採用する企業もあります。

こうした企業は、

  • 教育体制や受け入れ準備が整っている
  • 知名度や規模のわりに、まだ枠が空いている

というケースもあり、冬採用の“おいしいポジション”になりやすいです。

③あえて冬に採用を強化する企業

特に中小・ベンチャー企業の中には、

  • 大手と同じタイミングで戦っても埋もれてしまう
  • 採用担当者のリソースが限られている

そこで、あえて学生の動きが落ち着く冬を狙い、
「大手のピークが終わる → 志望範囲が広がる学生」
と接点を作る戦略を選んでいます。

こうした企業は、

  • 少人数で裁量の大きな仕事ができる
  • 若手のうちから責任あるポジションを任される

といった環境を用意している一方で、
仕事の密度が濃く、「バリバリ働きたくない」という人には合わないこともあるので要注意です。

戦略的に冬を選ぶ企業は、
「大手が落ち着く時期を狙って、効率よく採用したい」という合理的な理由で動いている一方、ベンチャーで仕事の量や幅が大手企業と比べて大きい企業も多いため、「冬採用をしている理由」を冷静に見極めることが重要です。

冬まで就活を続ける学生タイプ4つ

①春〜夏に頑張ったが、まだ内定がない人

  • エントリーや面接を重ねても結果が出なかった
  • 途中で疲れて手が止まり、そのまま秋になってしまった

というタイプです。

一度走っている分、

  • 自己分析・業界研究の土台はある
  • 面接の場数も踏んでいる

という特徴があります。
本人に自覚はないが、選考を受けている職種・業界が合っていないケースなどもあります。
今までの内容を振り返り、原因の洗い出しと修正ができれば一気に巻き返せる層です。

②留学・研究・公務員試験などでスタートが遅れた人

  • 海外留学から戻ったタイミングが冬に近い
  • 公務員試験の結果を受けて、民間就職にシフトした

など、そもそもピーク時には就活をしていなかったタイプです。

この層は、

  • 留学や学業・資格勉強など、アピールできる経験が濃い
  • その一方で、就活の情報や選考の“型”に慣れていない

という特徴があります。
短期集中で就活の基本をキャッチアップすることがポイントになります。

③内定はあるが「本当にここでいいのか」悩んでいる人

採用担当をしていたころ、一番多く感じたのがこの層です。

  • 第一志望ではない企業から内定をもらった
  • 仕事内容・勤務地・社風に不安が残っている
  • 内定式や内定者向けイベントの中で違和感を感じた

といった理由から、納得のいく選択をするために就活を継続しているパターンです。

この場合、

  • 粘り強さや主体性としてプラスに見てもらえる
  • 一方で「決めきれない人」と見られるリスクもある

ため、自分の軸と意思決定の基準を明確に説明できるかどうかがカギになります。

④そもそも就活の準備が遅れた人

  • 働くというイメージがわかず、就活を行っていなかった
  • 情報収集を先延ばしにしていた
  • インターンや選考をほとんど受けてこなかった

という学生も、冬のタイミングで焦りを感じて動き始めることがあります。

この層は、
「まず、何から始めればいいか」が見えないことが多いので、
後述する3ステップ戦略
のように、やることを細かく分解して進めるのが効果的です。

冬採用で後悔しないための3ステップ戦略

就活:冬採用で後悔しないための3ステップ戦略

ここからは、26卒が冬に動き始める時にまず押さえておきたい3ステップを紹介します。

STEP1. 「就活の軸」を1枚メモに書き出す

冬採用はスピード勝負なので、
応募してから迷い始めると、判断が間に合わなくなることもあります。

まずは紙1枚で構わないので、次の項目を書き出してみてください。

  • やりたいこと(関わりたい人・社会課題・領域など)
  • 譲れない条件(勤務地/働き方/お金/成長環境 など)
  • あれば嬉しい条件(福利厚生・社風など)

書き出しておくと、

  • 求人を見る時の「フィルター」になる
  • 内定が出た時に、受けるかどうか判断しやすい

というメリットがあります。

STEP2. 「なぜ今も就活をしているのか」を言語化する

冬採用でほぼ確実に聞かれるのがこの質問です。

「どうしてこの時期まで就活を続けているのですか?」

ここで黙ってしまうと、どうしても不利になります。
逆に、筋の通った説明ができれば、むしろプラス評価も狙えます。

回答を組み立てるときの型

  • 事実の説明
    留学/公務員試験/体調/家庭の事情/就活の方向転換 など
  • そこから学んだこと・気づいたこと
  • 今はどういう考えで就活をしているか
  • そのうえで、なぜこの会社にエントリーしたのか

この流れで整理すると、
「ただ遅れた人」ではなく「経験を踏まえて動き方を変えている人」として伝えやすくなります。

STEP3. とにかくスピード勝負、迷うならエントリーを

冬採用は、

  • 枠が埋まり次第締め切り
  • 募集開始から短期間で選考が進む

というケースが多いため、一社ずつじっくり…は危険です。

  • 興味のある業界をだけではなく、周辺業界にも目を向ける
  • 別業界で興味のある職種もエントリーする
  • それぞれの業界で複数社エントリーする

などを心がけ、常に4〜5社は選考が進行中の状態を保つくらいのペース感を意識しましょう。
選考を受けるか迷う企業でも、面接に進んでから考えることもできます。締め切られる前にとりあえずエントリーしてみることをおすすめします。

冬採用での企業の探し方

就活:冬採用での企業の探し方

ここからは、冬採用で26卒が使いやすい企業の探し方・サービスを整理します。

就活エージェントを味方にする

冬採用はスピードと情報量が勝負なので、
プロにサポートしてもらうルートは素直に使った方がよいです。

就活エージェントを使うメリットは、

  • 非公開求人や、ナビには出ていない求人を紹介してもらえる
  • 自分の希望や強みを踏まえて企業を選んでくれる
  • ES添削・面接練習・選考後のフィードバックがもらえる

など。短期決戦にはぴったりのサービスです。
いくつか、有名なサービスをご紹介します。

※具体的なサービス例

① ベネッセi‑キャリア(DODA新卒エージェント

運営:教育大手の ベネッセホールディングス と人材大手の パーソルキャリア の合弁会社です。大手〜成長企業まで契約企業数が多く、1人ひとりの志向・強みを丁寧にヒアリングした上で求人紹介が可能です。
26卒の冬採用には、知名度・実績ともに安心できるので、「選択肢を増やしたい」「もう少し手厚く相談したい」人に向いています。

対応範囲・特徴:大手〜成長企業を幅広くカバー。ES添削・面接対策などサポートあり。

② リクルートグループ(リクナビ就職エージェント

リクルートというブランド・ネットワーク・求人量の多さが魅力。“王道”ですが、サービスの終了予定があるため他のエージェントと併用しておく方が安心です。

③ポート株式会社(キャリアパーク就職エージェントなど

「キャリアパーク/就活会議」など就活情報メディアを展開している会社が、エージェントサービスも運営しています。年間1,000人以上の面談実績があり、自己分析・業界/企業研究・ES・面接対策といった“手厚い”支援があるのが強み。中小・成長企業を含む求人紹介が特徴で、上場企業が運営している点も安心要素です。
手厚くフォローしてもらえるので、就活が出遅れた・何から手をつけていいか分からないという人には特におすすめです。

④ネオキャリア(就職エージェントneo

株式会社ネオキャリアが運営する就活エージェントで、年間登録学生数21万人、全国対応、ナビサイトに出ていない“非公開求人”も紹介あります。スピード感のある支援で“出遅れた”人向けのサポート体制も整っていますが、首都圏などのエリアが中心です。

大学・専門学校のキャリアセンターを活用する

冬採用では、大学や専門学校のキャリアセンターを使う動きもおすすめです。
企業側は「学校を通した安心感」や「学生の人物像が把握しやすい」という理由で、学校経由の採用を続けることがあります。

とくに 学校に直接求人を出している企業は、採用意欲が高いケースが多い ため、内定につながる確率が上がります。
キャリアセンターの職員に相談もできるので、ぜひ活用しましょう。

ナビサイトからのエントリーも実は効果的

就活エージェントを使う人が増えていますが、冬採用ではナビサイト(リクナビ・マイナビなど)から直接エントリーした方が選考が進みやすい企業もあります。

  • 採用予算に限りがある会社
  • 少人数採用を考えている会社

などは、ナビサイト経由の応募を歓迎するケースがあります。
気になる企業がナビサイトで募集をまだ出していたら、応募してみましょう。

逆求人・スカウト型は余裕があれば活用しよう

冬採用は選考期間が短くなるため、すべてのサービスを同時併用すると逆に“タスク過多”になりがちです。

そのため、
逆求人・スカウト型は、時間と心の余裕があれば使う
というくらいのスタンスがよいと思います。

春〜夏はスカウトが多く届きますが、冬は企業側の動きが限定的になるため、
「気になる企業があったら応募する」
程度で問題ありません。

実は一番おすすめかも、友人に相談する

周りでは、すでに就活を終えた友人もいると思います。
まだ就活を続けているなかで、なかなか相談しにくい部分もあるかもしれませんが、
実際に企業を見てきている友人のアドバイスはとても有意義です。
臆せず、相談してみましょう。

26卒向け・冬から巻き返す1か月アクションプラン

最後に、「今日から1か月で何をするか」のイメージを持てるように、ざっくりスケジュールの例を載せておきます。

1週目:現状整理&準備

  • 就活の軸を書き出す
  • 「なぜ今も就活をしているか」の回答メモを作る
  • これまでの選考で通った/ダメだったパターンを振り返る
  • 就活エージェントに1〜2社登録し、面談予約
  • ナビサイトで気になる企業にエントリー&ES作成

2週目:情報収集&エントリー開始

  • エージェント面談で希望条件・不安を相談
  • ナビサイトでエントリーした企業の面接調整
  • 気になる企業にエントリー&ES作成

3週目:面接ラッシュ+修正

  • 各社の面接に参加
  • 面接ごとに「うまく答えられなかった質問」をメモ
  • エージェントにフィードバックを共有し、回答をブラッシュアップ
  • 新たに紹介された企業にもエントリー

4週目:内定の検討&追加エントリー

  • 内定が出た場合は、「就活の軸」と照らし合わせて検討
  • 迷う場合は、素直にエージェント・キャリアセンターなどに相談
  • まだ納得がいかない場合は、軸を微調整しつつ追加で応募

こんなイメージで動けば、1か月でも就活の景色はかなり変わります。

26卒でもまだ間に合う。冬採用をチャンスに変えよう

ここまで、26卒の冬採用についてまとめてきました。

  • 冬採用はライバルが減る一方で、募集企業は絞られる
  • 選考スピードが速い分、「軸」と「準備」が勝負
  • 企業側も、内定辞退や計画変更で“良い人を探している”状態
  • エージェント・キャリアセンター・ナビサイトなど、使えるサービスは全部使っていい

「もう冬だし、出遅れたかも…」

と感じているとしても、
ここから1か月、本気で動けば、状況は十分変えられます。
冬採用を「最後の追い込み」ではなく「新しいチャンスの入口」にしていきましょう。

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著者:渡辺 有加(わたなべ ゆか)
マーキュリーの広報担当として、採用広報・人材育成・WEBディレクション領域で10年以上の経験を持つクリエイター。採用マーケティング、広報戦略、コーポレートサイト運用、学生向けコンテンツ制作など幅広い業務に従事。年間2,000名規模の採用プロジェクトに関わり、面接対策・企業研究支援・採用コンテンツ制作の実務も多数担当してきた。
また、これまで企業広報として執筆・編集した記事は 100本を超え、現場取材、ストーリーテリング、SEOライティング、社内外ニュース制作まで一貫して手掛ける。

※記事内容は執筆時点のものになります。

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