《社長インタビュー》第1回:秋間社長の原点 〜「どん底」から見つけた仕事の楽しさ〜
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こんにちは。株式会社マーキュリー広報担当です。
マーキュリーの“これから”をともに創るすべての仲間に向けて、秋間社長の想いをお届けするnote連載企画が始まりました。
IMPRESSでも、note連載と連動して、秋間社長の想いを皆さんに届けます。
初回となる今回は、社長ご自身のこれまでの歩みにフォーカス。原点や価値観、転機となった出来事についてお話を伺いました。
ぜひご覧ください!
ー秋間社長ご自身のルーツや価値観、そしてこれまでのキャリアについて伺っていきたいと思います。まずは、幼少期はどのように過ごされていたのでしょうか?
生まれは神奈川県の横浜です。父が転勤族だったため、小さい頃から品川や八王子、船橋、奈良など、さまざまな土地で暮らしました。
大学は静岡の東海大学海洋学部へ進学し、海洋土木工学を専攻しました。橋やパイプラインなどのインフラ構造物の設計を学ぶ学科です。大学時代はひたすらアルバイト漬けの毎日で、ガソリンスタンドでアルバイトしては車や釣りにお金をつぎ込んでいました。スキー場のペンションでもバイトをしていて、そのときはスキーのインストラクターもしていましたね。
ー就職後は、どのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?
新卒で入社した会社はハウスメーカーでした。専攻は土木でしたが、「人が暮らす空間に関わりたい」と思って住宅業界を選びました。設計から施工まで経験し、一通り学ぶ中で、段取り力の大切さを痛感しました。
また、お客様と自分の価値観は違うということも学びました。例えば、風水を大事にされる方もいれば、見た目を重視する方もいる。そうした違いを理解し、受け入れる力が身についたのは大きかったですね。お客様にも業者の方にも、たくさん怒られましたけど(笑)
その後、投資の会社や技術系の派遣会社、パソコンスクール運営会社を経て、2016年にマーキュリーに入社しました。

ー社長のこれまでの人生において、最大の転機となった出来事は何ですか?
25歳のとき、やりたかったハウスメーカーの仕事を辞めざるを得ない状況になり、やりたいことも見つからず、「ただお金のために働く」時期がありました。
そんな中、出会ったのがリクルートの方が書いた本です。「仕事をこんなにも楽しんでいる大人がいるんだ」と衝撃を受けました。そこからリクルートという会社について調べたり、話を聞いたりするうちに、「楽しんで働く」という価値観が芽生えました。
“家族のために稼がなきゃ”という思いはあったけれど、どうせやるなら楽しみたい。これが今の自分の仕事観の原点になっています。
ーこれまで「どん底だった」と感じる時期はありましたか?
「どん底」は、一度ではありません。社会人3年目には過労でストレス性大腸炎になり、医師からは「業界を変えた方がいい」と言われました。結婚が決まった直後だったので、新婚旅行は“無職”で行くことに……。今では笑い話ですが、当時はかなりショックでしたね。
その後もリーマンショックが直撃して仲間が次々と辞めていったり、東日本大震災の時には、半年間給料が止まったこともありました。それでも辞めなかったのは、部下や仲間の存在があったからです。自分より苦しい思いをしているメンバーを放って逃げ出すのはカッコ悪いと思っていましたし、支え合える仲間がいたから、踏みとどまれました。
どの会社にも学びがあったし、全ての場所を通して今があるので、なくて良かった職歴はないですね。色々な経験をしたからこそ、幅広い視点を持てるようになりました。
ーご家族の存在も、社長の原動力になっているのではないでしょうか
そうですね。娘が新体操の選手をしていた時期は、指導料など大変でしたが、全力で応援しました。今も二人で出かけたりするくらい仲良しです。
妻には特に感謝しています。結婚したのがちょうど無職のときなのですが、夜中まで働いても、急に転勤になっても、何も言わないでいてくれた。「ほったらかしてくれる」ことが、どれだけありがたかったか。今もずっと変わらないですね。

ー今まさに辛い思いをしている人たちにメッセージを送るとしたら、どんな言葉を贈りますか?
逃げた方がいい辛さもあると思うんです。パワハラやセクハラ、社内いじめなどは逃げていいと思う。でも「仕事が大変」「責任が重い」といった状況は、視点を変えれば成長のチャンスにもなります。個人的には楽しんだ方がいいんじゃないかなと思っていて。
あとは、「やりたい仕事」と「やりたくない仕事」があったら、私はあえて「やりたくない方」を選んだ方がいいよとアドバイスしています。例えば、私がマーキュリーに入社したときに任された「新卒社員を1,000人採用する」とか、劇場を作るという仕事も、普通ならやったことがなければ遠慮すると思うんです。
でも私の場合は、「やれなくても別に何もないけど、やれたらラッキー」だと思えるんです。履歴書には「劇場を作った」というユニークな履歴が書けるようになりますし、それって面白いじゃないですか。
やりたくないことを選ぶと、自分の苦手なことが克服できたり、知らなかったことができるようになったりします。スキルも身につくし、周りからも感謝されることも多い。失敗しても許されやすいんです。そして結果的に自分の価値が上がっていく。すべてにおいてメリットがあると思うので、おすすめですよ!
ありがとうございました!
キャリアに正解はありませんが、「やりたくないこと」の中にこそ、新しい自分と出会えるヒントがあるのかもしれませんね。
次回は「社長になって1年の想い」について、お話いただきます。
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※こちらの記事内容はすべて執筆時点のものです。