就活の履歴書の書き方|インターンにも使える見本・例文・提出マナー《項目別・例文つき》
こんにちは!
株式会社マーキュリー広報担当です。
履歴書は就活の第一関門ともいえる、特に気を使う書類ですよね。「アルバイトの履歴書と同じでいいの?」「手書きとパソコン作成、どっちがいいんだろう?」「学歴ってどこから書くの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
大学生活で初めて書く本格的な「就活用の履歴書」は、アルバイト応募とは異なり、評価されるポイントやマナーが大きく異なります。しかし、基本のフォーマット選びから項目ごとの正しいルール・見本さえ押さえておけば、採用担当者に好印象を与えられる履歴書をスムーズに作成できますよ!
今回は、27卒・28卒の就活生の皆さんに向けて、就活やインターンシップでそのまま使える「履歴書の基本的な書き方・項目別の記入例・提出時のマナー」を徹底解説します!
初めて履歴書を作る方も、提出前の最終チェックをしたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
こんな人におすすめ!
- 初めて就活・インターン用の履歴書を作成する人
- 手書きとパソコン作成のどちらにするか迷っている人
- 学歴・職歴・免許・資格の正しい書き方を確認したい人
- 志望動機や自己PR、趣味・特技欄の例文を知りたい人
- PDF・Word・Excelで履歴書を作る方法を知りたい人
就活・インターンにおける「履歴書」とは?
履歴書とは、氏名や住所、学歴・職歴、資格、志望動機などを通じて、応募者の基本情報やこれまでの経歴を企業へ伝える書類です。
本選考だけでなく、インターンシップなどにおいても、企業の採用担当者が「応募者がどのような人物なのか」を正確に把握し、選考を進める上での重要な判断材料として提出を求められます。
企業によっては履歴書ではなく、独自のエントリーシートやWebフォームへの入力を求められる場合もあります。
まずは応募先企業の案内を確認し、指定された形式で提出することが大切です。
【事前準備】作成形式とテンプレートの選び方
履歴書の作成を始める前に、まずは「どのような形式で作成するか」を決めましょう。
1. 手書きとパソコン作成、どちらを選ぶ?
結論から言うと、企業からの指定がない場合は、パソコン作成がおすすめです。修正や複製が容易で、誤字脱字を防ぎやすいメリットがあります。一方で、企業から「手書きで提出してください」と指定されている場合は、必ず指示に従いましょう。
私自身、採用面接を担当していた頃は、パソコンで作成された履歴書を見る機会が多くありました。その中で、たまに手書きの履歴書が届くと、少し印象に残ることもありました。特に、読みやすく丁寧な文字で書かれていると、時間をかけて準備してくれたんだなと感じたことを覚えています。とはいえ、手書きだから評価が高くなる、パソコン作成だから不利になる、というものではありません。
(私は履歴書がきれいな手書きで入社につながった方を未だに覚えています!)
自分が作成しやすい方法を選び、企業のカルチャーに合わせて柔軟に選択してみてくださいね。
2. Word・Excelで作成し、PDFで提出するのが一般的
パソコンで作成する場合は、ExcelやWordのテンプレートを使って入力し、提出時にPDFに変換する方法があります。応募先のパソコン環境によって文字やレイアウトが崩れるのを防ぎやすくなります。
3. 用紙サイズは企業指定を確認
紙で提出する履歴書では、A4判を二つ並べたA3サイズを二つ折りにした形式が一般的です。市販の履歴書にはB5判もありますが、就活では記載欄が広く、職歴や志望動機を書きやすいA4サイズを選ぶ方が多いです。
ただし、企業や学校から指定された様式がある場合は、そちらを使用しましょう。
4. テンプレート選びに迷ったら「厚生労働省履歴書様式例」がおすすめ!
「ネット上に履歴書のテンプレートが多すぎて、どれを使えばいいかわからない」という方は、厚生労働省が公開している「厚生労働省履歴書様式例」を使う方法もあります。
以前は、JIS規格の解説に掲載されていた履歴書様式例が広く使われていましたが、2020年7月に日本規格協会がその様式例を削除しました。
その後、厚生労働省が新たな様式を検討し、2021年6月に「厚生労働省履歴書様式例」を公表しています。従来の様式との主な違いとして、性別欄が「男・女」の選択式ではなく任意記載欄となり、未記載とすることも可能になりました。
≪厚生労働省履歴書様式のダウンロードはこちら≫
学歴・職歴・資格欄と自己PR・志望動機欄のバランスが良く、特定の項目に偏らずに自分の経歴や強みを均等にアピールできるため、迷ったらまずはこの厚労省様式を選んで作成を開始してみましょう!
厚生労働省の様式はシンプルで使いやすい一方、志望動機・自己PRなどが一つの欄にまとまっているため、「もう少し自己PRを書くスペースがほしい」と感じる方もいるかもしれません。
大学指定の履歴書や就活サービスのテンプレートなどもありますので、自分が書きやすく、応募先の指定に合ったものを選びましょう。
履歴書作成の基本マナー・注意点
採用担当者が最初に見ているのは、文章の内容以前に「社会人としての丁寧さやマナーが備わっているか」という点です。以下の基本ルールをチェックしておきましょう。
■誤字脱字は提出前に必ずチェック
手書きの場合は、修正テープ・修正液・二重線・訂正印での修正はNGです。間違えた場合は面倒でも新しい用紙に書き直すのが一般的です。パソコン作成の場合も、自動校正機能などを活用して誤字脱字を徹底的にチェックしましょう。
■西暦・和暦は履歴書内で統一する
「2026年」と「令和8年」が混ざっていても内容自体は伝わりますが、雑な印象を与えてしまいます。西暦・和暦のどちらを使用しても構いません。大切なのは、履歴書全体で表記をそろえることです。就職活動では、西暦(20XX年)表記で揃えるのが主流です。
■空欄は「本当に記載不要か」を確認する
すべての欄を無理に埋める必要はありません。たとえば、該当する資格がなければ「特になし」と記載する方法があります。一方で、趣味・特技や自己PRなど、自分について伝えられる欄を空白のまま提出するのは少しもったいないですよね。書ける内容がないか、一度考えてみましょう。
【項目別】履歴書の書き方と記入例
ここからは、履歴書の各項目について具体的な書き方と注意点を順番に解説します。
① 基本情報(日付・氏名・住所・連絡先)
- 日付:持参する場合は持参日、郵送の場合は投函日、メールの場合は送信日を記載するのが一般的です。
- 氏名:姓と名の間にはスペースを空け、見やすく記載します。ふりがな欄が「ふりがな」ならひらがな、「フリガナ」ならカタカナで記載します。
- 住所:都道府県から省略せず、マンション名・部屋番号まで正確に記載しましょう。
- 連絡先:企業から連絡を受けやすい電話番号とメールアドレスを記載します。大学のメールアドレスでも、就活専用に作成したメールアドレスでも構いません。普段確認しやすいものを使いましょう。
② 証明写真
証明写真は、履歴書を開いたときに最初に目に入る部分のひとつです。3カ月以内に撮影した、正面・無背景の写真を使用します。企業から服装の指定がなければ、就活ではスーツなど清潔感のある服装で撮影しておくと使いやすいでしょう。
紙の履歴書に写真を貼る場合は、万が一はがれてしまったときに備え、写真の裏面に大学名・氏名を書いておく方法もあります。
就活の証明写真についてはこちらの記事も参考にしてください!
🔗就活の証明写真はどこで撮る?スピード写真・写真館・スマホ撮影の違いと料金を徹底比較
③ 学歴・職歴欄
新卒採用の場合、学歴は高校入学から記載するのが一般的です。ただし、企業や大学指定の履歴書に記入方法が示されている場合は、そのルールに従いましょう。
【学歴・職歴の記入例】
- 「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」と正式名称で記載する
- 大学は「学部・学科・専攻・コース」まで省略せずに記載する
- 在学中の場合は「〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業見込み」と記載する
- 新卒採用では、一般的にアルバイト経験を職歴欄には記載しない
職歴がない場合は、「なし」と記載し、最後に「以上」と記載します。
④ 免許・資格欄
取得している免許や資格は、取得年月順(古い順)に正式名称で記載します。
- 運転免許:「普通自動車第一種運転免許 取得」
- 英語資格:「TOEIC Listening & Reading Test 〇〇点」「実用英語技能検定 〇級 合格」
応募する仕事に関連する資格を勉強している場合は、「〇〇資格取得に向けて勉強中」などと記載できるケースもあります。ただし、取得済みの資格と誤解されないよう、勉強中・受験予定であることがわかる書き方にしましょう。
【例文つき】志望動機・自己PR・趣味・特技の書き方
書類選考を通過するために最も重要なのが、自己表現を行う記入欄です。それぞれの構成パターンと例文を参考にしてみましょう。
■志望動機|「自分だから書ける内容」を入れる
志望動機を書くときに避けたいのが、「貴社で学びたい」「自分の力がどこまで通用するか試したい」といった抽象的で受け身な文章になってしまうことです。もちろん、どれも悪いことではありません。ただ、そのままだと他の企業にも使える内容になってしまいます。
評価される志望動機にするためには、「興味を持ったきっかけ」「なぜその企業なのか」「自分の経験や強み」「入社・参加後にどう関わりたいか」という具体的なエピソードと情熱をセットで伝えることが重要です。
【NG例:抽象的でどの企業にも提出できる例文】
貴社のインターンシップに応募した理由は、Webマーケティングを活用した顧客支援の実務プロセスを深く理解したいと考えたからです。私は大学で行動心理学を専攻し、消費者の購買意欲を高める施策について学んでまいりました。業界トップレベルのノウハウを持つ貴社の実践型ワークを通じて、自らの知識がどこまで通用するか挑戦したいと考えております。
【OK例:具体性を加えた例文】
大学で心理学を学ぶ中で、実生活の購買行動に関心を持ち、個人でブログ運営を開始しました。PV数やクリック率などのデータを分析しながら記事の構成を工夫した結果、月間1万PVを達成し、データに基づいて読者の行動を促す面白さを実感しました。
数ある企業の中で貴社を志望する理由は、単なる広告運用にとどまらず、顧客の事業課題に深く踏み込んだ戦略立案に強みを持っている点に強く惹かれたためです。
インターンシップでは、データから仮説を導き出す思考プロセスを学び、大学での研究や個人での実践をビジネスレベルで通用する強みへと引き上げたいです。
志望動機は「なぜその業界・企業なのか」「自分の軸とどうマッチしているか」「入社・参加後にどう貢献したいか」の順に論理的に組み立てます。
■自己PR|強みだけでなく「実際にどう動いたか」を書く
自己PRは「結論(自分の強み)→エピソード(課題と行動)→結果→仕事でどう生かすか」というPREP法を意識して作成すると説得力が増します。
【自己PR例(強み:課題発見力と粘り強さ)】
私の強みは、現状の課題を見極め目標達成まで粘り強く行動できる点です。大学時代に取り組んだ飲食店でのアルバイトでは、新人スタッフの離職率が高いことが店舗の課題でした。私は教育マニュアルの不在が原因だと考え、店長や先輩スタッフに働きかけて業務工程を視覚化した新人研修シートを独自に作成しました。その結果、新人の定着率を前年比で20%改善することができました。この課題発見力と実行力を生かし、貴社の業務においても周囲と連携しながら成果に寄与してまいります。
■趣味・特技欄|無理に“仕事ができる人”へ変換しなくてOK
「趣味や特技で評価が決まるの?」と思うかもしれませんが、採用担当者が面接でのアイスブレイク(緊張をほぐす雑談)や人柄を把握するためにチェックしています。単に「読書」「スポーツ」と書くだけでなく、具体的なエピソードや数値を補足するのがコツです。
無理にビジネスに結びつけて「自己管理能力」や「効率性」をアピールしようとすると、かえって堅苦しくAIで作ったような印象になってしまいます。自分の好きやこだわりが伝わる「具体的な情熱や情景」を一言添えるのが、面接官の心を掴むコツです!
例
- ゲーム(友人と協力して進めるオンラインゲームを週末に楽しんでいます)
- 推し活(好きなアーティストのライブに参加し、友人と情報交換をしています)
- バドミントン(高校時代から続けており、現在も月に数回、友人と体育館を借りて楽しんでいます)
「継続力があります」「情報収集力があります」と、すべてをビジネススキルに変換する必要はありません。好きなことを少し具体的に書く。それくらいでも、十分その人らしさは伝わります。
提出方法別|Web・郵送・手渡しのマナー
1. Web提出(メール・採用システム)の場合
企業の採用システムやメールで履歴書を提出する場合は、まず企業からの案内を確認します。
メールで送信する際のパスワード設定など、セキュリティに関するルールも企業によって異なるため、必ず指示に従いましょう。
- メール本文には明確な件名、宛先(会社名・部署名・担当者名)、挨拶、送信目的を丁寧に記載します。
- ファイル名は「【履歴書】氏名_大学名.pdf」など、採用担当者が一目で分かる名称にします。
- 個人情報保護のため、専用システムなどの指定があることがほとんどです。応募先企業の指示に従って送信しましょう。
- 特に指定がない場合は、応募先企業に送付方法を、パスワードの有無を含めて問い合わせるのが無難です。
2. 郵送する場合
紙の履歴書を郵送する場合は、書類を折らずに入れられる封筒を用意します。
- 履歴書は折らずに入る「角形2号(角2)」の白封筒を使用します。
- 封筒表面には「履歴書在中」と記載しておくと、採用書類だとわかりやすくなります。
- 書類の一番上に「送付状(添え状)」を添えてクリアファイルに入れ、濡れや折れを防止しましょう。
3. 面接当日に手渡しする場合
履歴書を持参する場合も、汚れたり折れたりしないよう、クリアファイルや封筒に入れて持ち運びましょう。
面接官へ直接渡す場合は、封筒やクリアファイルから履歴書を取り出し、相手が読みやすい向きにして両手で渡します。
受付で提出する場合は、その場の案内に従いましょう。
提出直前の最終チェックリスト
ミスを無くし安心して提出するために、提出前にもう一度確認してみましょう!
- 誤字脱字や記入漏れはないか
- 西暦・和暦は統一されているか
- 電話番号・メールアドレスは正しいか
- 証明写真は適切か
- 学校名や資格名は正式名称か
- 志望動機が他社にもそのまま使える内容になっていないか
- PDF化した際にレイアウトが崩れていないか
- ファイル名に氏名が入っているか
- 企業指定の提出方法・ファイル形式になっているか
PDFは、提出前に一度自分で開いて確認するのがおすすめです。Word上ではきれいだったのに、「PDFにしたら文章が次のページにはみ出していた…」ということもあります。
まとめ|履歴書は「完璧な自分」をつくる書類ではない
就職活動やインターンシップで提出する履歴書は、企業があなたを知るきっかけの「大切なファーストコンタクト」です。だからといって、難しい言葉を使ったり、自分を必要以上によく見せたりする必要はありません。大切なのは、基本の記載フォーマットやマナーをしっかり守り、これまでの経験や意欲が伝わる内容を丁寧に仕上げることで、自信を持って選考に臨むことができます。
初めて作るときは、思った以上に時間がかかるかもしれません。私も履歴書を見る側だったとき、「内容以前に、ここまで丁寧に準備したんだな」と伝わってくる書類に出会うことがありました。一度ベースをつくっておけば、その後の就活でも使えます。ただし、志望動機だけは応募先ごとにきちんと見直してくださいね。
不安なときは大学のキャリアセンターや先輩、友人など、第三者にも一度見てもらうのがおすすめです。皆さんの就職活動を応援しています!

